川西ロータリークラブ 卓話

 卓話者:竹内育子会員

男がいなくなる?

動物の性差を決定づけるのは性染色体である。これにはよく知られるようにXとYがあり、X-Xの組合せからは女が、X-Yの組合せからは男が生まれる。ところが人間の場合、このY染色体が長い時間を通じて劣化の趨勢をたどり、このままではいずれ消滅する運命にあるという。 まず現状についてみると、X染色体には、1000以上の遺伝子が含まれているのに、Y染色体には78しか存在しない。もともとは同じ数だったのに、次第に減少して現在の数になったのだ。
Y染色体は、父親からストレートに息子に伝わる。

何百何千という連鎖を通じて、同一の染色体が代々受け継がれる。その過程でコピーミスが生じたり、打撃的影響を蒙ったりすると、染色体の中の遺伝子数が減少する。こうした過程を繰り返して、Y染色体は遺伝子の数を減らしてきたと考えられている。

一方女のほうは、母親と父親から一つずつX染色体を受け継ぐ。この一対の染色体は互いに代替可能で、一つが機能不全に陥るともう片方がそれを補う。性遺伝子としての機能は損なわれずに子孫に受け継がれていくわけである。
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