川西ロータリークラブ 卓話

 卓話者:鴨井公司会員

ヒトはなぜ太るのか? そしてどうすればいいのか

「たくさん食べるから太る」「脂っこいものを食べるから太る」「運動しないから太る」この定説が誤っている根拠と実際に私がここ2年で約10kgのダイエットをした事にについてお話します。 
栄養の基本は、タンパク質、脂肪、炭水化物の三つでこれを三大栄養素といいます。食事で摂ったタンパク質はアミノ酸に分解されて体中のいろんな細胞に運ばれ必要に応じてタンパク質を作る材料となる。不要になったタンパク質は肝臓で分解され、アミノ酸からアンモニアそして尿素となって尿から排泄されてしまう。従ってタンパク質はとりすぎても体に残らず太らないのである。
炭水化物の元は糖質であり、糖質は主に体の活動のエネルギー源となる。エネルギーとして使われずに余った糖質の一部は肝臓や筋肉にグリコーゲンとして蓄えられますがその分量にも限度があり、その限度を超える糖質は脂肪酸に変化して体に蓄えられるため太ります。食事中の脂質はほとんどが中性脂肪です。吸収された中性脂肪は遊離脂肪酸とグリセオールに分解されます。遊離脂肪酸炭水化物やタンパク質よりも効率よくエネルギー源になり、エネルギーとして使われずに余った脂肪酸が体に蓄えられます。
ヒトが太ったりやせたりするのを規定するのは糖質の摂取量です。糖質を摂取したときの食後の血糖上昇によって起こるインスリンの追加分泌により過剰な糖質が中性脂肪に変換され肝臓や脂肪に貯蔵され太ります。蛋白や脂肪を摂取しても血糖値は上がることはありません。人にとって主なエネルギー源は糖質と脂肪です。過剰に糖質を摂っていると、脂質をエネルギーとして使う仕組みが働きにくくなります。逆に糖質をあまり摂らないと脂質をエネルギー源として働き、脂肪が分解されて痩せやすくなります。また糖質をあまり摂らないと血糖値を維持するため肝臓で糖質以外から新たにブドウ糖を合成するため糖新生が働きます。この糖新生が働くためにはエネルギーが必要ですが、その時に脂肪が消費され痩せやすくなります。
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