川西ロータリークラブ 卓話

 卓話者:木村澄夫会員

私と俳句

小学校5年生くらいの時、学校からの遠足で浜甲子園へ行った。当時は戸田先生とゆう、生徒に人気のある先生の受け持ちであった。沿岸で何となく先生を囲んで生徒達が海に石を投げたり、喋ったりしていた。戸田先生は浜の砂を一握りつかんで、その砂を指の間から落とし
命なき砂の悲しさよはらはらと
握れば指の間より落つ
「これが石川啄木の短歌だよ」
と教えてくれた。そして短歌や俳句の話を沢山してくれた。幼い私には大変新鮮に聞こえた。私が波打ち際の寄せては返す波を見ていると
足形を波が洗うて消えてゆく
という一句が自然に出来た。戸田先生にこれを見せると大変褒めてくれた。これが私の俳句との出会いとなった。
中学生の時、学校の文芸部で約10名ばかりが須磨のお寺へ吟行(俳句を作り)に行った。先生は神戸で有名な岩谷孔雀であった。
その日は少し雨の降る日であったが
柿の木の滴に濡れて萩恋し
という句を作ったのを覚えている。
その頃家の近所に住んでいた中条さんという一家があった。そこの娘さんで今は東尚子という名の人から「先生の俳句」という一文の載った湊川国民学校同窓会の文集「水脈」が送られてきました。平成21年7月の事です。
 以下「水脈」に掲載されていた文書を少し披露します。
(省略)






























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