川西ロータリークラブ 卓話

 卓話者:木下 成会員

関西の力

皆様のお手元に配布しました資料は6,7年前の卓話でお話しをさせて頂いたときの資料です。アメリカで考えられた、いわゆる経営戦略的・事業戦略的な物の考え方を示した表です。当時とはかなり情勢が変化しております。
 PPM(4分類)モデル
Product Portfolio Managementを使用しお話し頂きました。
 (内容につきましては省略させていただきます)
いま我が国全体を覆う閉塞感は救い難い状況にあります。なかでも最近の関西の元気の無さは、依然として改善された気配は見受けられません。
急速な内外の情勢の変化に対応するために、一致するべき方向が定まらず、ただ右往左往して いるだけです。このような事態から脱却するためには、どのように考えどのように行動すれば良いのか。他に責任を転嫁するのではなく、一人一人が危機感をもち真剣に考える必要があります。
とにかくあらゆるチャンスを捉え、創造的な知略を加味し、全力をあげて取り組む以外にこの苦境から抜け出す方策は望めません。
そうしたなかで、長い間関西に定着してきた「東京志向」はいま考え直す時にきています。例えば、いろいろな提言のひとつに「大阪都構想」があり脚光を浴びていますが、これなども本当に必要なのかどうか、大いに議論されるべきだと思います。いつまでも東京に対抗意識を燃やすだけでは、時流に取り残されることは明らかです。このような東京コンプレックスは、我々の意識から一掃しなければなりません。
いま、最も望まれているのは、自信の喪失と無気力により忘れられた、関西の独自性と進取の精神を取り戻すことです。これからは、狭い視野にとらわれることなく、交通と情報通信の発達により急接近したアジア諸国に注目し、活動の重点を急速にシフトする。その上にたって、はじめて「世界に開かれた関西」の活路が開かれることになると思います。
今後どのような心構えをもって、予想される新たな事態に対処して行かなければならないか、思いいつくまま箇条的にあげてみます。
1 関西の歴史と文化の本質を再認識し、それによって裏付けられた自信を持つ。
2 伝統ある関西の独創性と開拓者精神を取り戻し、個性あるアイデンティティを確立する。
3 異質なものを受け入れる包容力を養い、自由度のある組織を作り上げ、創造力豊かな人材の育成に努力する。
4 世界の流れは工業社会から、知的生産・情報社会に向かって急速に動いていることをよく認識する。
5 従来の東京偏向を捨てる。そのうえに立って独自の個性をベースにして、広い視野と旺盛な行動力をもってアジアから世界に進出し、開かれた関西への復権を目指す。
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