川西ロータリークラブ 卓話

 卓話者:竹内育子会員

女子のメダル数と出生率

 昭和39年の東京オリンピックは、今でも良く覚えているが日本の金メダル数は16個、そのうち女子は東洋の魔女といわれたバレーボウルだけで、残りの15個は男子種目男子種目だった。
アテネ・オリンピックでは金メダル16個のうち、9個が女子選手によるもので、当初から女子選手の方が多いと話題になったが、
やはり、日本女子は強かったということになる。
これは日本社会の環境が変わったことの反映である。具体的に
何が変わったかといえば、日本女性の結婚に関するしがらみがなくなったのである。
東京オリンピックのころは、女性は20代に達したらそろそろ花嫁修業を始めなければならなかった。
20代半ばを過ぎても独身で、スホーツなんぞにうつつを抜かしていたら、親は身が細るほど心配したし、世間から何を言われるかわからなかった。女性がスポーツに打ち込めるのは、相当な有望選手を別とすれば、学生時代か、せいぜい20代前半までだった。
ところが、今は男女を問わず結婚年齢が上がった。30歳になってもまだ堂々と独身で行ける。つまり、スポーツにかける年期が違うのである。女子の金メダリストが、結婚してからも主婦業を免除されている節がある。良妻賢母でなくても、後ろ指を指されずに済む社会環境になったのだ。
つまり、女子のメダル獲得数増加と出生率の低下は、表裏一体なのだ。
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