川西ロータリークラブ 卓話

 卓話者:三宅圭一会員

もしも認知症になったら

Ⅰ:認知症について理解を深める
認知症の原因には、脳血管性と脳変性性の大きく2つの原因があり、脳変性性の中には、アルツハイマー型、レビー小体型、前頭側頭型などがあり、次のような特徴があります。
脳血管性認知症
 脳梗塞や脳出血によって起こる
 高血圧、糖尿病、心疾患などの危険因子を持っていることが多い
 初期は意欲の低下、物忘れから始まる
 段階的に進行する
 男性に多い
アルツハイマー型
 1907年ドイツの精神科医アルツハイマーによって報告
 大脳皮質にβ蛋白(アミロイド)が蓄積し、さらにタウ蛋白も神経細胞の中に蓄積し神経細胞を破壊します。
 初期は物忘れから始まる、最近のこと忘れる
 緩やかに進行する(高齢者5~15年で進行)
 女性に多い
レビー小体型
 レビー小体というものが脳の神経細胞にできる
 日によって(1日の中で)変動が大きい
 初期より幻覚、特にありありとした幻視
 パーキンソン症状(手足が震える、動作が遅くなる、足が前に出にくい)
 比較的緩やかに進行する
 男性に多い
前頭側頭型(ピック病など)
 前頭側頭型の代表がピック病
 頭頂葉と側頭葉後部に病変を呈するアルツハイマー型が後方型認知症、それに対して前方型認知症とも呼ばれる
 人格障害(性格変わった、社交性なくなった)
 浪費・過食・徘徊
Ⅱ:認知症介護の現状を知る
在宅で介護してもらうには、家族の理解と協力が必要です。但し、もしものときは介護保険の在宅サービスと施設サービスをうまく利用していきましょう。
また、川西市の地域での取り組みとして、認知症サポーター研修や徘徊SOSネットワークや地域の資源マップ作成などがあります。
Ⅲ:今後について考えておく
①早期発見・早期治療
早期発見
  何回も同じことを話す
  先ほどのことをすぐに忘れる
  人との約束をよく忘れる
  同じものを買ってくること多くなった
  お財布の中に小銭がたまる
※気になれば、はずかしがらず主治医に相談
早期治療
アルツハイマーの治療薬  1999年~
  ドネベジル(アリセプト)エーザイ・ファイザー 
  本年3月~                  
  メマンチン塩酸塩(メマリー)第一三共
  ガランタミン(レミニール)ヤンセン武田
  リバスチグミン ノバルティス 
その他の治療
 ワクチン開発:ベータ蛋白を減らす
    数年前にアメリカで臨床治験⇒脳炎
 ネプリライシン:ベータ蛋白の沈着を防ぐ
    日本人が発見した酵素、これを活性化
 非ステロイド性抗炎症剤
②予防ができる危険因子
 趣味がなく、まじめすぎる性格
     ⇒アルツハイマー・レビー小体型
 不活発な精神性格、社会参加
 生活習慣病
     ⇒脳血管性・アルツハイマー
③今からの準備
 先のことを家族と話しておく
 特に財産相続などの問題
 入所する施設を考えておく
                                   以上



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