川西ロータリークラブ 卓話

 卓話者:木下 成会員

間違いやすい言葉

人と人が結びつき、理解しあい、互いの人格を尊重することによって、社会の充実を図るためには、言葉が大変重要な役割を担っています。お互いの気持ちを相手に伝えるのは言葉なのです。言葉による正しい表現がいかに大切か、我々はふだん、あまりにも無関心でないがしろにしているのではないでしょうか。
現実に、多極化・複雑化が進む社会にあって、お互いはもちろん、政治・経済や国家間でのやり取りなどでの誤った言葉遣いは、誤解を生み信用が失われます。場合によっては、重大な結果をまねくおそれがあることは言うまでもありません。
社会の基本となる人間関係を円滑に進めるために、相手の立場になって考えた正しい言葉づかいが、いま最も必要とされる時だと思います。以下に例として、間違いやすい丁寧語・敬語をいくつか挙げてみます。

○公の場で上司が部下に「…していただく」
→ 「…させる」
○目上の人に「ご苦労さまでした」は失礼
→「お疲れ様でした」
○「わかられますか」
→「おわかりでしょうか」
○公の場での「粗品」「粗酒」「粗餐」
→不適切(私的なときに使う)
○モノや動物に敬語は不要
○外部に対し身内に敬語をつける
→「部長は今いらっしゃいません」
                   ・・・などなど

言語が時代とともに流動的に変化していくのは当然のことです。個々の間で多少の行き過ぎがあっても気にする必要はありません。ただ問題なのは、最近責任のある立場の人が、公の場で間違った言葉を乱用するケースが多いことです。
周辺が過剰に反応することにも大いに問題がありますが、無責任な使い方をしないよう、その影響をよく考えた言動を心がけることが大切だと思います。
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