川西ロータリークラブ 卓話

 卓話者:来田慎輔会員

私の記念日 ○月○日

 昨年の今日、12月24日、日本経済新聞の夕刊記事に「政府は2010年度の国債発行計画で、財政投資の原資となる、財投債の発行額を15兆円台半ばにする方向で検討に入った。09年度当初予算と比べると約2倍に膨らむ。景気低迷を背景に、失業者への給付が増加した事や日本政策投資銀行などを通じた危機対融資を来年3月以降も延長する事などが影響した。市場の金利上昇圧力が一段と強まりそうだ。(中略)
 10年度予算では一般会計での新規国債発行額が44兆円と09年度の当初予算(約33兆円)から大幅に増加する方向。財投債を合計した発行額は60兆円程度に膨らみ、これに借換債も加えると、国債発行総額は160兆円に達する見通し。財政事情は悪化の一途をたどっており、政府は今後も難しい国債管理政策の舵取りを迫られそうだ。」
 又他にも、昨年の11月25日の朝刊で「2009年度の国債発行額は過去最大の52兆円超えになり、一方税収は37兆円。国債発行額が税収を上回るなどというのは1946年以来、初めてである。」ともありました。
 この52兆円超の国債というのは、予算執行のために新たに発行する国債で新規国債(税収より15兆超)と呼び歳入に組み込むことが出来る。「毎年使うことのできない借金(国債)が使うための借金(国債)より多い。」これが今のこの国の現実なのだ。
まして今や日本の借金は国・地方・財投などを合わせて1200兆円を超え、それにデフレ、政策の迷走、政治家の国民不在の権力争い、人口の減少、高齢化社会、日の出の勢いだった日本企業の陰り等々、書店の店頭を賑わせている「国家破産論」。その影響かもしれないが、小生も米粒ほどの資産ではあるが、円からの分散を考え始めました。ましてや、今回が最後になるかもしれない円高、これを逃がすわけにはいかないと思い、まずは日帰りの出来る隣国、韓国を考え始めました。
 歴史的なウォン安とサンスンを始めとする大手企業の好調さ、それに個人的にも友人が多く、一人でも行動できる国(好きな国)である。為替的にも今が一番、1ウォンが13.5円平成16年頃には1ウォンが7.5円。しかも5大都市銀行の一年定期の利息が3.75%。いずれはウォンも高くなるはず、その時はさらに儲けと思い、円からウォンへの移動を始めました。しかしながら良く考えてみると、国富(国の純資産)という面から見ると韓国は日本の1/5,アジア通貨危機においてはIMFの援助をうけ、ましてや食糧、資源の輸入国、日本と韓国は大変似通った国。もし日本が破産する時は、韓国も破産いやもっと早く崩壊するかもしれないと不安になり、移動は最小限に!
そして次に考えたのが、国土が広く、人口が少なく、食糧・資源の輸出国で負債の少ない国と言う事でオーストラリアを選びました。為替もオーストラリアドルは円に対して今後も強含みで推移していくと思われ、又一年定期預金の利息は6.2%。先日シドニーへ視察に行き、銀行にも足を運び満足して帰ってきました。
 そして最後はドル。近年アメリカの影響力に少し翳りがでたとはいえ、世界の基幹通貨、ドル安の頃合を見計らってドル預金。
私はこれに決めました。
 ところで今回の題名の記念日(一番最近の)とは、円から他国の通貨へのシフトを決めた日、そして円からウォンへの移動のために韓国を訪れた2010年5月14日です。その行動については長くなるので省略します。ありがとうございました。
-卓話の際に詳しくお話いただきました-
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